モネの池からさらに「あじさい街道」 を北に走り、
ランチ休憩に街道沿いの蕎麦屋に寄ってみたところ、既に店先は長い行列。
順番までの待ち時間の間、近くを散歩してみることにしました。
上の写真は、橋から遠くにいる釣り人を撮ろうとしたところですが
視線の先の電線にトンビ?がとまっているではありませんか。
トンビは体を釣り人に向けつつも、顔はしっかりと私のほうを見ていますね。
橋の上でカメラを構えて立ったりしゃがんだりする様子を警戒してたみたいです。
しばらくすると…
急に飛び立ったかと思うと、私の頭上を2度旋回して山の彼方へ飛んで行ってしまいました。
咄嗟でしたが、なんとかフレームインできた嬉しさに「ありがとう~」と手を振ったのでした(笑
駐車場が広く、バイクやツーリング客に人気の「森の駅」さん。
この日はラスト2組目でギリギリ美味しい蕎麦にありつけました。
これまで蕎麦を頼むと、丸々一本の山葵が付いてきて好きなだけ摩り下ろせていましたけど
今は新コロナ対策でそのサービスはありませんでした。これは仕方ないですね。
蕎麦をいただいた後、向かった先は「21世紀の森公園」です。
こちらの公園は綺麗な紫陽花以外にも全国的に珍しい『あるもの』で有名なんですよね。
山の斜面を登って行くと、表の公園とは全く違う光景が広がっています。
板取川へ流れる沢へ下りて一枚。
NDフィルター無しでISO100、シャッタースピード1秒で撮りました。
この祠のある辺りから一段と雰囲気が変わり、熊注意の看板に一瞬たじろぐも先へ進みます。
細い登山道に分け入った先に『あるもの』が待っていました。
杉林の中に、突如現れるのが「巨大株杉」です。
長い年月で杉が株となり、株から何本もの若木が生えています。
その異様な姿は恐竜のような、朽ちた巨神兵のような。
案内看板によれば、
巨大株杉が集団で自生している全国的にも唯一の地域で、この林だけで100株以上が確認されているそうです。
そのうち株の直径が1mを越えるものが30株、樹齢は大きなもので推定400~500年とのこと。
すっかり辺りは「もののけ姫」に出てきそうな世界感に包まれて全てがそれっぽく見えてきます。
これなんか、株の横顔が犬神のモロの君か乙事主みたい。
夢中になって撮っていましたら、どんどん山の中へ吸い込まれていき
気が付けば周囲に誰もおらず一人ぼっちに(汗
初めての場所だし無理せずに下山することにしました。
紫陽花の写真を目当てに岐阜県関市までのドライブ旅でしたが
最後は荒々しくも神秘的な 巨大株杉に出逢えるとは思ってもみませんでした。
また時々、綺麗な空気と澄んだ川を求めて山の中を彷徨ってみたいと思います。
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